高校農業「環境測定」　９.電気伝導度の測定

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【はじめに・・・】
水中に無機イオン（Ｎａ^＋やＣａ_２^＋）が存在すると電気をよく通します。
そのため、その存在をあらわすＥＣ値（電気伝導度）は水の汚れの状況を知る指標となります。汚れた水は無機イオンが多いため、ＥＣ値が高くなることになります。
ただし、汚れとは無関係に無機イオンが含まれることもあり（温泉水や水田の排水路の水など）、ＥＣ値が高いから汚れている、とは必ずしも断定できないので、ＥＣ測定値の取り扱いには注意が必要です。

【使用する器具・試薬】
・ＥＣメーター
・ビーカー
・洗浄びん
・電極洗浄用純水

【測定方法】

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１. 「基本操作」

●ＥＣメーターの電極部を純水で洗浄し、余分な水分を吸い取る。

●試料をビーカーにはかり取る。

●電極部をビーカーに入れ、試料を少し揺らし測定する。
値が安定したところで読みとり測定値とする。

『測定値について』

●測定値は、〔ｍＳ／ｃｍ〕（ミリジーメンス毎センチメートル）単位、または、〔μＳ／ｃｍ〕〔マイクロジーメンス毎センチメートル）で表す。