1. 和紙の原料(楮こうぞ・三椏みつまたなどの木の皮)を1〜4日ほど水にさらします。
さらすことで、繊維がやわらかくなります。【さらすとは水にあたるままにしておくこと】
2. 原料をかまで1時間ぐらい煮て、4時間ほど蒸らします。
そうすると、“あく”が取り除かれて繊維だけが残ります。
3. 繊維についたちりやホコリをとり、木槌や、機械を使ってよくたたき、繊維をよくほぐします。
4. 漉き舟に、水に溶かした原料と粘りを出すためのとろろあおいを入れてかき混ぜ、その中で竹のすだれを前後左右に何度もゆすって、同じ厚さにのせ、紙を漉きます。一枚一枚を丁寧に手で漉きます。
5. 漉いた和紙を、丁寧に積み重ね、おもしをかけて水を押し出し、
干し板にはりつけて天日干しにしたり、乾燥機に張り付けたりして乾かします。
⇒ 沢木健司(さわきけんじ)さん・・・ 
 美濃市蕨生(わらび)にある【大光工房】にて、伝統工芸士の市原達雄さんのもとで紙漉きの研修を行ってみえます。
 沢木さんは可児市の方ですが、美濃市に住み込んで紙漉きの研修を行っています。なぜ、研修者としての道を選んだかとたずねると、「紙漉きに興味があり、仕事としてとても面白そうと感じたから・・・」と答えていただけました。